2 編 2 章 罪のソクラテス的定義
- 2 編 1 章で示した罪の定義の補足を行なっている。
- 補足された部分は、神が罪について人間に啓示した後に、というところ。
- 書かれた文言としては下記である。
- 罪とは、神の啓示によってどこに罪の存するかが人間に明らかになされた後に、人間が神の前に絶望して自己自身であろうと欲しないことないしは絶望して自己自身であろうと欲することである。
- 罪が何であるかは人間には理解できない。神は人間に対しては啓示する。人間は理解ではなく信仰する。これがキリスト教だ、みたいなことを言っている。
- ソクラテスは人間が不正を行った場合について、無知だから不正を行なった、無知が罪であるという。キルケゴールは、ソクラテスの無知の概念について、理解できない場合と理解できるがあえて不正をした場合について区別していないではないかという批判をしている。
- そもそもソクラテスの罪の話が出てくるのは何のためか、というと、キリスト教的なるものを明確に描き出すためだと書いてある。
- しかしそのキリスト教的なるものの説明がいまいちわからない。いまいちと言うか全然意味をイメージできない。何言ってんだ?